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富士通にみるHTMLメールの全面リニューアル
~クリエイティブ改善でユーザーとの関係強化~

アルトビジョン × 富士通
2007.11.1 雑誌「宣伝会議」より

企業が発行するメールマガジンでは、長期的な関係構築を目的としたブランディング的な要素を持つ一方で、ウェブサイトへの誘導や販促などプロモーション的な要素も担っており、そのバランスが課題となっている。
今回は、クリエイティブの改善を通じて理想的なバランスを実現した富士通の事例を紹介する。

1.メルマガリニューアル時に配慮すべき点とは

富士通では、約500万人からなる「FMV」購入者を会員組織化し、この会員を対象にメールマガジン「AzbyClub通信」を配信している。
これまではPC活用術やサポート情報の提供、ソフト及び周辺機器の紹介・販売促進を目的に顧客との長期的な関係構築を図ってきたが、この9月に全面的なメールのリニューアルを行った。

富士通 Web販売統括部 AzbyClub担当の畑秀和氏は、「さまざまな部署から寄せられるメルマガへの掲載希望の声を反映させていった結果、情報が多くなりすぎ見づらくなっているという問題意識を感じていた」と語る。

そこで、ビジュアルに一貫性を持たせるため、毎号トップに季節に合わせた画像とあいさつ文を配置するなど、フォーマットを整備。内容面でもアンケートコンテンツを増やして親しみや参加意識を高めるなどの改善策を施した。

2.事前の検証実験で最良のバランス探る

リニューアルに際して苦労したのは、「新たな試みをする一方で、これまでのサイトへのアクセス数を落としてはいけない。親しみやすさを感じさせる情報提供と共に販促の役目も果たさないといけない」(富士通 システム開発統括部菊池武志氏)というバランスの見極めだった。

そこで、今回のリニューアルの企画および制作を担当したアルトビジョンでは、複数存在するメール媒体の中で「AzbyClub通信」の位置づけを再定義することから開始し、担当者へのヒアリングからトーン&マナーを定めていった。

また、リニューアル実施前にアルトビジョンの持つメール会員組織で、スプリットランテスト*による事前検証を実施。その結果、「ブランディングに加え、販促の要素も盛り込んだ効果的なコミュニケーションが確立できた」(富士通 システム開発統括部 プロジェクト課長 林知一郎氏)という。

富士通では、今回のリニューアルによってメールによる継続的なコミュニケーションの下地ができたと感じており、今後は、顧客の属性や購買履歴などに基づいた情報発信の仕組みづくりなど、さらなる関係強化を図りたいという。

マーケティング・トロワグロ政策部 eビジネス担当 マネジャー 西 様

左がリニューアル前、右がリニューアル後の「Azby Club通信」。
リニューアルに際しては、トップに季節の写真と挨拶を大きく配し、最後にはアンケートと編集後記を追加するなど、ビジュアルの統一感および親しみやすさの向上を心掛けた。

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